ウグイス平(595m) 焼峰山(1,085.8m)まで散歩  滝谷登山口 個人山行


 大分整ってきましたけれど、少し見当違いも。大きいサイズ有り 12時天気図 黄海から低気圧が東進。天気は下り坂
   
 天気図と同時刻の衛星写真。発達した雲域が朝鮮半島から東進  滝谷集落奥の除雪終了地点
   
 今時、こんな登山者名簿入れは?  さて、ここからお楽しみの始まり
   
 ここ、夏道の上。400m地点・・・イメージないねぇ  おお〜夏道脇の森林管理署の黄色い看板 み〜つけ♪
   
 鶯平に着きました。蒜場山はガスに隠れました。  焼峰山本峰方向
   
 鶯平から振り返る。来たことのある方 イメージ湧きますか?  こんな所でホワイトアウトは御免蒙りたい。
   
 お楽しみの起点に戻りました 登山口に戻りました・・・管理する気のないポスト
   




日 時  平成23年02月27日(日)
参加者 LTQ 単独
行き先  飯豊連峰前衛 焼峰山 :鶯平(ウグイスダイラ)595mまで
天 候  曇り
目 的   焼峰山下部ルート(夏道)確認

装 備  冬山低山日帰(Wストック・ワカン)
登はん用具:なし
ナビ用品:地図・シルバコンパス・GPS
防寒具:薄手のダウン
飲み物:小テルモスに紅茶・水0.5L
食料品:調理パン
残  量:調理パン
その他 なし

コースタイム 事柄 備考
10:05分 自宅出発
10:40分 滝谷集落
10:53分 滝谷集落 除雪終了点発(185M)
11:12分 焼峰山登山口(235M)
13:20分 ウグイス平(595M)  往路はポイントを起点にしてコンパス優先に登ってみる・・・・一部歩き難いので動いてしまい並行移動アリ

13:33分 ウグイス平発
14:25分 登山口(235M)  復路は地形図と現場の感じから夏道を探るが、やはりハズしてしまった。
14:40分 滝谷集落 除雪終了点発(185M)

積算距離   5.60KM
移動返金速 2.8KM
全体平均速 1.5KM
総上昇量   479M
以上、GPSデータ

概要
今月6日(日)に会のメンバー6人で焼峰山に登った。目的は山頂もさることながら、鶯平までの難解なルーファイが課題。前回も前々回程ではないが
イマイチ納得できる内容ではなく、まだ何度か訪れる必要は感じていた。ことに視界不良の時はかなり神経質なルート取りになるのは間違いない。
そんなことを考えていたところ、丁度、地元というか、アプローチが長く登攀要素の少ないルートで使う、冬期(雪)靴が7年経過して水漏れが酷く、買い替えた。

木型は多分、以前使用していたものと、同じだと思うので大きな問題はないハズ。しかし、馴染んでいないので、やはり試し履きは必要。もし、何かあれば
当然、ばっかじゃねぇ〜か。と言われるし、ボクが見聞きしたら、ばっかじゃね〜か。と言うと思う。
丁度、いい試し履きの距離なのでノンビリでかけた。


記録
本当は、別の山に行くつもりだったけれど、イマイチ中途半端な天気でモチも上がらず、朝飯食べて二度寝をしてゴロゴロ。
9時30分を廻ってからモソモソと支度を始めてテルモスに甘い紅茶を入れて出かける。途中でお昼のサンドイッチ他を少々購入して滝谷集落へ。

集落の一番奥に車を停めて準備して歩きだす。ツボ足で歩けるけれど時折トレースを僅かに外すとズボッと埋まり実に不快。3週間で随分春めいた感じ
がする。寒い1月に対し2月が暖かったからだろう。

登山口に到着。それにしても、こんな登山者名簿入れ今時、何を考えているのだろうか?個人情報がこんなに煩い時代に、住宅用の郵便受じゃんか!
行政の意識の低さが露呈している。やっつけ仕事なんだよなぁ。事故(登山届の盗難)があったらどうするつもりんだろうか?
また、登山者の入山データは登山観光としての様々な基礎資料になるはずなのに。
行政サイドにやる気がなければ、基礎資料収集すらやる気がないし、第一、遭難対策への意識が非常に低いとしか言いようがない。
遭対の第一歩は登山届。

まぁ、個人情報やら、遭対意識の低さに呆れながら登り始める。
杉林の中は雪がよく締まり実に快適だ。ツボ足でサクサクと歩ける。途中の沢水も3週間前から比較するとやはり水量が多い。ただ、本格的な雪解け
水程の濁りはない。

杉林を2つ抜けて、いよいよお楽しみの始まりの起点。
紅茶とパンを食べながら、地形図と角度を確認する。さて、出発。先を観ると比較的新しい標識が枝に付けてある。誰か付けてくれたのだろうか?
標識は合計で3つか4つ。それも本当の下部のみだった。

往路はGPSデータにポイントを落としたところから角度を出してコンパスで進むことにしていたけれど、ポイントの数が少ないので方角だけで進むと
登り難い場所があったり、どうしても直線で進むので意外な場所を通ることになる。
斜上するコンターの混んだ箇所では早く北側に登ってしまいオカシナ場所に出た。また、並行移動してしまい途中で修正してオカシクなった場面もある。

何とか、森林管理署の黄色い看板を見つけた。ところが、コンパスで進んでいたので、北側に尾根をハズして登ってしまった。ここの区間は、顕著に廻り込む
場所がなくオカシイなぁと思いながら進んでいた。これで、ホワイトアウトしたらどうだろうか?GPSが無ければリングワンデリングしても不思議じゃない。
まだ、真っ白な兎が猛ダッシュで走り抜ける。厳しい季節を生き抜いて、猟期も生き抜いた兎。近年兎の足跡が少なくなって心配している。
これは、狩猟者の乱獲ではなく、生態系の変化と思っている。
イタチ・特にテンの増加があるのでは?と思っている。ボクも今年は兎は食べていない。その代わり県内捕獲のイノシシは頂いている。

ようやくハッキリして鶯平に到着。時間は予定より30分オーバーだけど納得いくように、考えながら歩いたので構わないことにする。
鶯平で、コンビニのサンドイッチに熱い紅茶で昼食。駐車場所もそうだけど、誰もいない。静かだ。
風に湿気を感じるし、五頭も薄い雲に覆われてきた。
天気予報では夜から雨の予報だっけど、少し早い様な気がした。

簡単に食事を終えて、復路に就く。
復路はあまりコンパスにとらわれないで、地形図と現地を比較して下山。
鶯平下の往路の誤りは、直ぐに判るけれど、その下で南側通ってしまい、森林管理署の黄色い看板の位置を北にして通過してしまった。
その先、ルートロスして小沢の南側を通る。このラインは以前にも通ったライン。
心理的に通り易い=間違えやすい地形なのだろう。

小沢を北に渡り夏道らしい場所を通る。間もなく杉林に潜り抜け出ると広い平らな樹の疎らな場所を通過して「おたのしみの起点」に戻る。
少し休んで登山口を目指す。歩き易い杉林を下り登山口。

林道を歩いて除雪終了点に戻った。やはり、靴の木型は同じ様で、全く問題なし。強く当る場所もなく、こんな楽な買い替えは滅多にない。
自宅に帰る前に事務所に寄って少し用事を足して車に戻ると小雨が当りだしていた。

まだ、勉強と集中力、読図力が足りない。
またやろう。


追記(2月28日)
この登山道が冬期に判り難い理由に、登山口〜鶯平までの間は作場道だったためではないか?と想像している。
正しくは、清水釜があるので、焼峰山の道のほぼ全体が作場道といえないことはないと思うものの、顕著なのが鶯平より下の部分だ。
何が顕著かと云えば、自分なら登山道だったら、ここを通すという場所にないこと。
どことなく、登山者目線と違う場所を通している様な気がする・・・・

時々あるじゃないですか
ほ〜弱点をついて上手いコト道を付けたなぁ〜
とか
藪化した登山道でも、何となくコッチだろう・・・ほらね、ヤッパリ。という感じ。
そういう、ヤマ屋の気配を感じないんですなぁ。
必然性を感じない所に夏道がある感じなんです。

別に、雪上登行なんで、どこが夏道でも良いと言えばその通り。
でも、夏道という基準を理解していれば道迷いも知れたものだけど
基準がない。地形を知らない。地形図の表現と現場の違いについて認知していないとこのような抑揚のない地形では非常に難しい。



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